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小説 小はん殺し結城純一郎の演説 ブログトップ
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2016年2月21日 T-nsSOWL 安保法制に反対する高校生全国一斉デモ in SHIBUYA とりまUNITE [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]


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小はん殺し結城純一郎の演説  (1) 【第38回新潮新人賞第1次予選落選】 [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]

第38回(2006年度)新潮新人賞小説部門応募投稿  2006年3月31日 締め切り

                          2006年9月7日発表【新潮10月号】

  【第38回(2006年度)新潮新人賞小説部門応募投稿 第1次予選落選】

 
第1次予選落選となりましたので、ネットに公開させていただきます。
題名を「結城純一郎の演説」から「小はん殺し結城純一郎の演説」に改名いたしました。

234枚の長編を分割してアップロードさせていただきました。

【第38回(2006年度)新潮新人賞第1次予選落選】
  

この小説を、2006年3月21日、朝方、最後の「日々雑感」を更新して、買い物に出かけ、
スーパーマーケットの駐車場で亡くなった
【新じねん】おーるさんに捧げます。

【新じねん】
http://csx.jp/~gabana/index.html

【新じねん保存サイト】
http://oriharu.net/gabana_n/

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■2006/03/23 (木) 追悼、おーるさん

きっこの日記
http://www3.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=338790&log=20060323

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【おーるさんの最終図解】 安晋会を核とするライブドア浸透相関図 【新じねん・日々雑感】

http://www.asyura2.com/0601/livedoor1/msg/659.html

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     プロローグ

 結城純一郎は漆黒の闇に溶けて眠っている。変更線の午前三時。朝はまだ来ない。首相
公邸の寝室。彼は悪夢のなかでうなされていた。性交をしながら首を絞めて殺した新橋芸
者小はんが暗黒に踊っている。結城純一郎は悪夢から脱出するために叫び声をあげた。
「うあああああおおおおおお」

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小説 小はん殺し結城純一郎の演説 (2) 【第38回新潮新人賞第1次予選落選】 [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]

      【満腔一年国家生活党運動方針の基調】

              【わが政権党の責務】

 満腔一年、そして二十一世紀、2015年体制への出発に向かって、われわれは、今、
大きな歴史の転換点に立つ、新しいシステム改革を迎えた。

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小説 小はん殺し結城純一郎の演説 (3) 【第38回新潮新人賞第1次予選落選】 [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]

    【たくましい文化国家の建設】

 責任政党たるわが党に課せられた今後の重大な使命と責務は、不断の反省を重ねながら
厳しい政治倫理を実践し、この輝かしい尊王攘夷の政治体制をたくましく守り育て、永い
民族の繁栄を築く土台を固め、そして誇りをもってこれを子孫に引き継いでいくことであ
る。

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小説 小はん殺し結城純一郎の演説 (4) 【第38回新潮新人賞第1次予選落選】 [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]

 会場は騒然となった。自民党が送り込んだテロリストだ! 誰かが怒鳴った。静かにし
ろ! 防衛隊の隊長が両手を広げ制動する。会場の外と中はわれわれ大会防衛隊がしっか
りと防備している、安心して大会を続行していただきたい! 隊長は演壇のマイクを握り、
代議員たちに訴えた。やがて舞台袖から再度、結城総裁が登場した。彼は代議員に手をふ
っている。会場からうなる拍手。舞台中央の演壇、隊長は結城総裁と大会代議員たちに礼
をし、舞台袖へと去っていった。隊長、演壇を舞台奥のほうに設定していてよかったです
ね、と防衛隊員が袖でいった。隊長がうなずいた。自民党と警視庁はまだつながっている
からな、機動隊が会場に押し寄せ、大会ができなくなるようにするのが敵の狙い、最後ま
で防備戦争の貫徹だ! 隊長が防衛隊に喝を入れた。隊長は戦争の基本は防備だとあらた
めて思った。

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小説 小はん殺し結城純一郎の演説 (5) 【第38回新潮新人賞第1次予選落選】 [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]

     2

 飯田勲首相秘書官のオフイスはもちろん首相官邸にあった。あらゆる国会議員の情報は
内閣情報調査室と東京地検、警視庁公安部から飯田勲のデスクに上がってくるシステムは
確立されていた。飯田勲は警視庁公安部を自民党議員の動向調査に差し向けていた。自民
党議員の弱みや恥ずかしい情報を握り、それで自民党議員が首相官邸の奴隷になるべく恫
喝をするためである。

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小説 小はん殺し結城純一郎の演説 (6) 【第38回新潮新人賞第1次予選落選】 [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]

 飯田勲隊長は舞台袖から再開された結城純一郎総裁の演説をしばらくながめていた。防
衛隊員にあとをたのむと任せ、袖から楽屋口へ歩いていった。防衛隊の控え室には、政治
少年山口音矢が椅子に縛られていた。

「これから打ち合わせをする、ヤツは別の部屋に移動させ監視しておけ」

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小説 小はん殺し結城純一郎の演説 (8) 【第38回新潮新人賞第1次予選落選】 [小説 小はん殺し結城純一郎の演説]

 フジテレビ報道クルーキャプテンの中村は、警視庁機動隊から次の展開の情報を仕込み、
伊藤ゆかりとカメラマン小泉たちスタッフが陣取るクルー場所へ戻ってきた。

「どうだったぞな、もし」

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